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ギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症とはその名の通りギャンブルをやめれなくなる病気です。昔は本人の精神力の低さが原因とされていたそうですが、現在では、れっきとした1つの疾患として認められています。
そのため、意志の強さにかかわらず誰でもなりうるのです。そして、克服することはできるのですが、完治することはない不治の病なのです。
私とギャンブルとの出会い
私のギャンブルとの出会いは会社員の時です。先輩社員などに誘われてパチンコに行ったのがきっかけです。
パチンコ屋はあらゆる場所にあり行きやすく、また田舎などでは娯楽として活発に利用されているのです。私の会社は田舎にあり、社内にはパチンコに行く人がたくさんいたのです。
ギャンブル依存症にはすぐになった
ギャンブル依存症には一瞬でなる
パチンコを始めてからと言うものの、ギャンブル依存症になるのは一瞬でした。初めにいきなり10万円ほど勝ち、最初の1ヶ月は負けることはほとんどなかったのです。
ギャンブル依存症になりやすい人の特徴
ここで簡単に依存症者になりやすい人の特徴を挙げておきます。おおむね、次のような共通の特徴があると言われています。
●人間関係が苦手
私は、自分の意見を言っても聞いてもらえないことが多く、いつも最後は折れて、自分の進路を親や教師、周りの友人に決められてきました。そのため、思い通りにすることができず、自暴自棄になっていました。
また、何かを強制しようとする人が苦手で、1人でいることの方が楽だといつも思っていました。私はギャンブル依存症者の特徴を全て併せ持っていたのです。
・詳しくは私のプロフィースを見ていただけるとありがたいです。
ギャンブル依存症の末路
ギャンブルを辞めたくても辞めれない
ギャンブルへの依存は瞬く間にエスカレートし、あらゆるギャンブルに入り浸りになりました。
●スロット
●競艇
●競馬
●カジノ
●宝くじ
●投資(Fx) など
最初の1ヶ月はほとんど負けることはありませんでしたが、次の1ヶ月からは負けが混み始めました。1日で10万円負けても、「運が悪いだけ」としか思わず、一気に数ヶ月で100万円近く負けたと思います。
そして、負けても負けても止めることができず、「したくないのにしてしまう」という状態になっていきました。
ギャンブル依存症の末路は何もかも失った状態
負けても数日経てばまた始める状態が続き、結局700万円以上は費やしてしまったと思います。そんなギャンブル依存症者の末路はみなさんのご想像の通りです。
私は大金を失ってしまいました。それだけでなく、健康、若さ、体力、様々なものを失ってしまいました。しかし、私は、社会的な信用や、大きな精神的な疾患にならなかったのはせめてもの救いだったかもしれません。
ギャンブル依存症を克服するために実践した対策
そんな私がギャンブル依存症を治すために実践した方法をいくつかご紹介したいと思います。正確には、ギャンブル依存症は不治の病なので、完治したとは言えません。しかし、克服することは可能だと信じています。
病院でも治療はできるそうですが、病院もビジネス。私は病院での治療はあまり多くは期待できないと思っています。
ギャンブル仲間がいない環境に抜け出す
中でも最も重要なのは、ギャンブル仲間がいない環境に移動することです。一番いいのは、ギャンブルのない国に移住してしまうことです。
日本は、どこにでもパチンコ屋などのギャンブル場があり非常に危険なのです。私は会社を辞め、ギャンブル仲間から抜け出しました。そしてリモートワーク を始めました。
・私のリモートワークの体験談はこちらの記事をご覧ください。
リモートワークって楽しそう。通勤もしなくていいし、サボれる!?実際はどんな働き方なのか教えてくださいという疑問にお答えし…
とにかく意識してギャンブルを続ける
また少し難しいことですが、意識してギャンブルを避け続けることも必要です。パチンコYouTuberの動画は見ないようにし、閲覧履歴を削除することで広告は出ないようにします。
また、電車の中吊り広告や、テレビでもパチンコの広告が出てくると目を背けるようにしました。その意味でも、リモートワークを始めたのは私にとっていい環境に移動できたと言わざる終えません。
ギャンブルが物理的にできない状態を作り出す
お金を失うと、一攫千金を狙いたくなります。その気持ちはすごくわかります。しかし、拳に握り締めた数千円で、宝くじで1等が当たるなんてことはまずありません。
隙があればギャンブルをしようという、自分のコントロールが効かない状態になっているので、仕事などで、物理的に時間を埋めておくと良いと思います。美容室や、地域イベントなどを前もって入れておくと多少の抑止にはなります。
グレーバイトと言われる治験も、私にはすごく居心地のいい環境に思えました。
・私の治験体験談は以下の記事をご覧ください。
治験のアルバイトに興味があるけど、一体どのようなことをするのか気になると言う方に向けて治験の体験談をご紹介します。治験は…
自助グループ(GA)に参加する
ギャンブル依存症者の集まりであるGA(ギャンブラーズアノニマス)は、全国のいろんな地域にあります。
私にはあまりGAは合わなかったのですが、まずは一度行ってみて、同じ依存症の悩みを持つ仲間と会うことはすごくおすすめですね。
Twitterで依存症仲間と繋がる
私はGAには参加していなかったのですが、私は毎日Twitterをしています。Twitterには、同じ悩みを持つ依存症者がたくさんおり、みんなで支え合っています。
毎日「禁ギャンブル日数」をカウントアップしている人もたくさんいます。依存症の解決には、同じ悩みを持つ仲間とのコミュニケーションが必須です。
私は今でも、依存症になっていることを忘れないように意識してTwitter仲間と交流を続けています。
YouTubeなどの動画を見る
意外な対策方法かもしれませんが、YouTubeなどの動画を見て、楽しいものをだらだら見るのも対策になります(パチンコ動画はもちろん厳禁)。
依存症者は、間違いなく感覚がバグっています。体力も低下し、一撃に掛ける思いが強くなっているのです。まずはだらだらと、YouTubeなどの動画でも見て、お金がかからない娯楽でも十分楽しいと思えることが大事なのです。
・今は動画見放題のサービスなんかもあったりします。
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自然と触れ合う
ギャンブルを続けていると、気づけば夜になっていたということもよくありました。気づけば夜になっていると不健康な上、ストレスもすごく溜まります。
自然との触れ合いはストレス解消にすごくいいそうです。機械をぶん殴る生活は卒業し(笑)、今は毎日海沿いを走ることを習慣にしています。
最後に
いかがでしたか?
以上が私が依存症になってしまった経緯と脱出した体験談です。言葉にするとあっけないですが、私の人生で1、2を争うほどの辛かった経験です。
ギャンブル依存症は辞めさせることは難しく、本人が治したいという意志を持たない限り直りません。そして、その意志が生まれる時は、財産の多くを失ってしまった時です。
地獄のような病ですが、私は必ず克服できると信じています。ギャンブルをして後悔することはあっても、しなくて後悔する人は1人もいません。1人でも地獄のような経験をする人が少なくなることを願っています。